ミネラルウォーターで便秘対策?やさしく始める腸活のすすめ
- 開三 福井
- 5月6日
- 読了時間: 7分
更新日:6月11日
「最近お腹の調子が良くない」「スッキリしない日が続いている」と感じたことはありませんか?
そんな便秘の悩みは、多くの女性にとって身近な問題です。
特に20代から50代の働く女性や子育てに忙しいママたちにとって、「トイレに行っても出ない」「お腹が張ってつらい」「毎日モヤモヤする」といった不快感は、日々のストレスにもつながります。
「でも、薬に頼らずもっと自然に改善できたらいいのに・・・」、そんなふうに思うこともあるでしょう。
実は便秘対策のカギは“水”にあるかもしれません。
とくに「ミネラルウォーター」は、お腹にやさしく働きかけることで無理なく腸の調子を整えてくれるとして注目されています。
そこで今回はミネラルウォーターを使った便秘対策についてをご紹介します。
すぐに実践できる方法をご紹介しますので、お腹にやさしい水の選び方や効果的な飲み方を知って、スッキリとした毎日を目指しましょう。

便秘の原因を知ることが改善の第一歩
まず、便秘の原因は一つだけではありません。
多くの場合、いくつかの要因が重なって便秘が起こります。
その代表的な原因を見ていきましょう。
食生活の乱れが腸を弱らせる
毎日の食事は腸の働きに大きく影響します。
たとえば、野菜不足や脂っこい食事が続いたり、朝ごはんを抜く習慣があると、腸の動きが鈍くなり、便がうまく排出されにくくなります。
食物繊維をあまりとらない生活をしていると、腸内環境が乱れて便秘になりやすくなるのです。
運動不足も便秘のもと
デスクワークなどで座りっぱなしの時間が長いと、腸の動きが弱くなってしまいます。
体を動かさない生活は腸の“ぜん動運動”という、便を押し出す働きを低下させ、結果として排便リズムが崩れてしまいます。
ストレスが腸にブレーキをかける
心のストレスも便秘の原因になります。
ストレスを感じると自律神経のバランスが崩れ、腸の動きが抑えられてしまうのです。
女性の場合はホルモンバランスの変化によっても便秘が起こりやすくなります。
生理前や妊娠中、更年期など、ホルモンの影響を受けやすい時期は特に注意が必要です。

水分不足は便秘を悪化させる
便はその70〜80%が水分でできています。
ところが、水分が足りないと腸が便の水分をどんどん吸収してしまい便が硬くなります。
これがいわゆる「コロコロ便」と呼ばれる状態です。
硬くなった便は出にくくなり、腸がどれだけ動いてもスムーズに排出されません。
その結果、便秘がさらに悪化してしまうのです。
この悪循環を断ち切るためには、まず水分補給を見直すことが大切です。
とくに「どんな水をどうやって飲むか」が腸活の質を左右します。
そこで注目したいのが「ミネラルウォーター」です。
ミネラルウォーターが便秘に効く理由
マグネシウムが便をやわらかくする
ミネラルウォーターに含まれる「マグネシウム」という成分は、腸内に水分を引き寄せる作用を持っています。
これにより便が自然と柔らかくなり、腸の動きもスムーズになります。
マグネシウムは医学的にも便秘改善に効果があるとされており、市販の便秘薬にも「酸化マグネシウム」という成分が使われているほどです。
ミネラルウォーターに含まれるマグネシウムは自然由来なので、薬のように強い刺激を与えることはなく、お腹にやさしく働きかけます。
そのため、「自然な整腸サポート」として、無理なく続けられる方法として人気があります。
硬水を選べばミネラルたっぷり
ミネラルウォーターは「硬水」と「軟水」に分けられます。
硬水はカルシウムやマグネシウムを多く含み、硬度300mg/L以上のものを指します。
日本の水道水や多くの国内ブランドの水は軟水ですが、ヨーロッパの天然水には硬水が多くあります。
硬水は便秘に悩む方には特におすすめできる水です。
副作用の心配が少ない、ナチュラルな方法
便秘薬は即効性がありますが、長く使うと依存してしまったり、腹痛を引き起こしたりすることもあります。
その点、ミネラルウォーターは自然由来で、体に負担が少なく、長く続けても安心です。
適切な量を守れば便秘改善だけでなく、肌の調子を整えたり、代謝をサポートしたりと全身の健康に役立ちます。
便秘改善に効果的な水の飲み方
朝の1杯が腸の目覚ましに
便秘に悩んでいる方におすすめしたいのが、「朝の常温水1杯習慣」です。
寝ている間に失った水分を補うと同時に、腸をやさしく刺激して排便を促してくれます。
朝起きたら、まず常温のミネラルウォーターをコップ1杯(200mlほど)飲んでみましょう。
胃や大腸が反応して、腸の動きが活発になります。
とくにマグネシウムが豊富な硬水なら、より効果が期待できます。
喉が渇く前にこまめに飲む
体の中の水分は知らないうちに失われています。
入浴、運動、呼吸などで1日に2.5L以上が使われているとも言われています。
便秘を予防・改善するには、体重1kgあたり35mlの水分が必要とされており、50kgの人なら1.7〜2Lが目安です。
ただし、一度にたくさん飲むのではなく、こまめに少しずつ飲むことが大切です。
起きたとき、食事のとき、運動のあと、お風呂あがり、寝る前など、日常のタイミングで習慣的に水をとるようにしましょう。
飲みすぎには注意が必要
どんなに体に良いミネラルでも、摂りすぎは逆効果です。
特にマグネシウムは、多く摂りすぎるとお腹がゆるくなってしまうことがあります。
最初は1日500mlくらいから始めて、体の調子を見ながら少しずつ増やしていくのが安心です。

便秘対策におすすめのミネラルウォーター
コントレックス(フランス) フランスの超硬水で、美容に関心の高い女性に人気。独特の風味がありますが、整腸効果は抜群です。
ゲロルシュタイナー(ドイツ) 炭酸入りの硬水で、朝に飲むと腸が活発に。炭酸が好きな人に飲みやすい水です。
エビアン(フランス) 中硬水で、口当たりが柔らかく飲みやすい。初めて硬水を試す人にもおすすめです。
クリスタルガイザー(アメリカ) 超軟水で、ミネラルは少なめ。硬水が苦手な人や入門編として最適です。
ビルーテ & ビタータス(リトアニア) ビルーテはまろやかでミネラルバランスが良く、ビタータスはナトリウム・マグネシウム・カルシウムが豊富。どちらもヨーロッパでは医療や健康目的で使われている、高機能なミネラルウォーターです。
1リットルあたりの含有量の比較
硬度(mg/L) | マグネシウム(mg/L) | カルシウム(mg/L) | |
コントレックス | 1,468 | 74.5 | 468 |
ゲロルシュタイナー | 1,310 | 108 | 348 |
エビアン | 304 | 26 | 80 |
クリスタルガイザー | 38〜67 | 1.6〜5.4 | 5.6〜9.7 |
Birutė(ビルーテ) | 798 | 81 | 186 |
Vytautas(ビタータス) | 2364 | 240 | 552 |
水と一緒に取り入れたい3つの生活習慣
1.軽い運動で腸を元気に
ウォーキングやヨガ、ストレッチなど、体をひねったり伸ばしたりする動きは腸を刺激します。
運動不足は腸の働きを鈍らせるので、1日10分でもいいので続けることが大切です。
2.朝のリズムを整える
腸は「習慣」を覚えると言われています。
毎朝同じ時間に起きて、同じ時間に食事をとり、トイレに座るといったリズムが、自然な排便を助けます。
朝の常温水とゆっくりしたトイレタイムを組み合わせれば、腸が動きやすくなります。
3.ストレスケアも大事
腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、心の状態と深く関わっています。
ストレスがたまると腸内環境が乱れ、便秘になりやすくなります。
リラックスする時間や趣味、深呼吸などで心のケアも忘れずに。
毎日を軽くする、腸活のすすめ
便秘は体からのSOSサインです。
まずは水分補給と生活習慣を見直すことが、改善の第一歩になります。
マグネシウムを含むミネラルウォーターは、自然に腸を整えてくれる頼もしい味方です。
今日からできる腸活は、朝の1杯の水から始まります。
自分に合った水を選び、毎日の中にお腹にやさしい時間を取り入れてみましょう。
お腹が整うと心も肌も体も軽くなります。
あなたらしい腸活をぜひ始めてみてください。



