もう迷わない!水の選び方決定版|硬水と軟水の違いとは?ミネラル量・味・健康効果・使い分け方を徹底比較!
- 開三 福井
- 5月13日
- 読了時間: 5分
更新日:6月11日
まずは、どんな水を飲めばいいの?
最近、「美容や健康のために、水を意識して飲もう」と考える人が増えています。
でも、いざ始めようとすると「どれを選べばいいの?」「“硬水”と“軟水”ってなにが違うの?」と、ちょっと迷ってしまいますよね。
実は毎日飲む水を選ぶだけで体調や肌の調子、さらには料理の味までも変わってくるんです。
とくに注目したいのが「硬水」と「軟水」という2つの水のタイプ。
それぞれに特徴があって、体や生活に合った使い分けが大切なんです。
このコラムでは水をこれから選び始める人のために、「硬水と軟水の違い」をわかりやすく説明します。
目的に合わせた水の選び方もご紹介しますので、“なんとなく飲んでいた水”を“自分に合った水”に変える参考にしてください。

そもそも「硬水」と「軟水」ってなにが違うの?
違いのカギは「硬度」
水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を「硬度(こうど)」といいます。
この数値によって「硬水」か「軟水」かが決まります。
硬度が低い水 → 軟水(なんすい)
硬度が高い水 → 硬水(こうすい)
たとえば、日本の水道水はほとんどが「軟水」で、飲みやすくて体にやさしいのが特徴です。
海外のミネラルウォーターには「硬水」が多く、初めて飲むと「ちょっとクセがあるかも…」と感じることがあります。
WHO(世界保健機関)による分類
軟水:硬度 0〜60mg/L
中くらいの硬水:60〜120mg/L
硬水:120〜180mg/L
とても硬い水:180mg/L以上
WHOの分類を見てもおわかりのように、数字が高いほどミネラルがたくさん含まれているということになります。
味や体への影響も大きく異なる
軟水の特徴|やさしく飲みやすい
味がまろやかで、クセが少ない
お茶や和食にぴったり
胃腸が弱い方や赤ちゃんにもやさしい
初めて水習慣を始める人におすすめ
硬水の特徴|ミネラルたっぷりで体に働きかける
少し重たさや渋みを感じる味
慣れるとクセになる深みのある味わい
カルシウムやマグネシウムが豊富
整腸作用や代謝サポート、美容にも◎
運動する人やダイエット中の人にぴったり

「硬水」と「軟水」の比較表
項目 | 軟水 | 硬水 |
硬度 | 〜100mg/L | 120mg/L以上 |
飲みやすさ | まろやかで飲みやすい | しっかりした味でクセあり |
ミネラル量 | 少なめ | 多め |
向いている人 | 赤ちゃん、胃腸が弱い人、水初心者 | 美容や健康に興味のある人、運動する人 |
向いている料理 | 和食、炊飯、お茶 | 洋食、煮込み料理、スープ、コーヒー |
美容・健康面 | デトックス、むくみ対策 | 整腸、美肌、疲労回復 |
目的別に選ぼう!水の選び方ガイド
飲みやすさを重視したい方へ:軟水
胃腸が弱い方や初めてミネラルウォーターを飲む方には、クセがなくやさしい口当たりの軟水がぴったりです。
アクビレ(Akvile)バランスの良い中硬水。クセが少なく、日常使いにちょうどいい。
南アルプスの天然水 日本人に一番なじみやすい超軟水。料理にもおすすめ。
整腸や美肌を目指したい方へ:硬水
便秘気味の方や、ミネラルを積極的に取り入れたい方には硬水がおすすめ。
ただし、慣れるまでは少量ずつ取り入れるのがポイントです。
ビルーテ(Birutė)硬度約600mg/L。ミネラルバランスがよく、初心者にも取り入れやすい。
ビタータス(Vytautas) 硬度1700mg/Lの炭酸入り硬水。運動後のミネラル補給にもぴったり。
料理や飲み物も“水”で変わる!シーン別の使い分け方

和食やごはんをおいしく炊きたいときは“軟水”がオススメ
軟水は食材の味を邪魔しない
お米がふっくらとやわらかく炊き上がる
出汁の風味がクリアに感じられる
洋食や煮込み料理には“硬水”が深みを出す
煮込み料理にコクが出る
スープが濃厚に仕上がる
コーヒーやお茶も、水のちがいで味が変わる!
軟水:緑茶や浅煎りコーヒーにおすすめ
硬水:紅茶や深煎りコーヒーにぴったり
スポーツ後やダイエット中は“硬水”が頼れる味方に
汗で失われたミネラルをしっかり補える
炭酸入りならスッキリとした飲み心地
シーン別おすすめミネラルウォーターまとめ
シーン | おすすめブランド | 特徴 |
ミネラルウォーター初心者 | アクビレ(Akvile) | 飲みやすくてクセが少ない中硬水。毎日の水分補給に◎ |
和食・炊飯・お茶 | 南アルプスの天然水 | 超軟水。日本人に最もなじみやすく、料理の味を引き立てる |
美容・整腸・便秘対策 | ビルーテ(Birutė) | 硬度600mg/L。カルシウムやマグネシウムをしっかり補給 |
運動後・ミネラル補給 | ビタータス(Vytautas) | 硬度1700mg/L。炭酸入りで爽快。運動後や汗をかいたあとに最適 |
洋食や煮込み料理 | ゲロルシュタイナー | 炭酸硬水でスープや肉料理のうま味をぐっと引き出す |
コーヒー・紅茶 | ボルヴィック、エビアン | それぞれ適度な硬度で、飲み物の風味を上手に引き出す |
まとめ|水のちがいを知れば、暮らしがもっと快適に
水は私たちの体の60%以上を占める、欠かせない存在です。
でも、普段なんとなく選んでいる水にも実はいろいろな違いがあるんです。
やさしい味で日常使いしやすい「軟水」
ミネラルが豊富で体に働きかける「硬水」
どちらも“良い水”ですが、大切なのは「自分に合った水をシーンに合わせて使い分けること」です。
飲みやすさや料理のしやすさで選ぶなら「軟水」
美容や整腸、スポーツ後のケアに取り入れるなら「硬水」
水を変えるだけで肌の調子が整ったり、体が軽く感じたり、料理の味がぐっとよくなったり。
そんなちょっとした変化が毎日をよりよくしてくれます。
少しずつ水にこだわってみると、自分の体や暮らしのことがもっとわかってくるはずです。
自分に合う水を選んで、より充実した暮らしを送ってみましょう。



